夫婦関係を改善する3つの秘訣とは?

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些細なことで喧嘩になり、売り言葉に買い言葉で夫婦関係が悪化してしまうことがあります。夫の何気ない言葉が許せない、素っ気ない態度に怒りが湧いてということがありますよね?

この夫婦関係を改善して仲良くしていくにはどうしたらいいのでしょうか?今回は夫婦関係に悩む人に、改善する3つの方法をお話します。

結論からいうと・・・

夫婦関係を改善する3つの秘訣とは?

1.夫婦関係を悪くしている本当の原因を知る!

2.親子関係を改善する

3.夫婦関係を兄弟姉妹から始める

それでは詳しく見ていきましょう。

夫婦関係を悪くしている本当の原因を知る!

まず、最初の「夫婦関係を悪くしている本当の原因を知る!」です。

夫婦関係がうまくいく人、いかない人の違いは何でしょうか?「いい相手に恵まれなかったから」かも知れません。やはり、相手にたくさん欠点があれば夫婦関係は困難になるでしょう。

でも、酷い相手でも良い関係を保っている人も世の中いるものです。あんなひどいご主人なのに、よく良い関係を築けるなと感心する人もいますよね?一見、相手が全部悪いように見えますが、実は本当の原因は別にあることをご存じでしょうか?

その本当の原因とは・・・?

夫婦関係に影響を与える親子関係

私たちの心は、どのようにできるかというと、最初の人間関係である親との出会いから始まります。最初であり、土台となるものですから生涯に渡って大きな影響を与えることとなります。知っているようで、多くの人は意識していないのが実情ではないでしょうか?

例をあげてみましょう。

街中で、人とすれ違う際に、「肩が当たる」こともありますよね?普通は、「すみません」で、お互いがやり過ごします。何でもないことです。

ところが、見るからに「不機嫌な人」っているものです。その人に、肩が当たった場合、わめきながら、物凄い勢いで怒り出し謝るように言われます。

引き金は、「肩が当たる」ですが、同じ肩が当たることなのに、大きな差があります。

この原因は、肩が当たったことではなく・・・

「相手の親子関係」に本当の原因が実はあるのです。

物凄い勢いで怒り出す人は、「肩が当たる」前から不機嫌ですよね?

心の中でモヤモヤするものがあるからです。

そこに「肩が当たる」ことを通して怒りとなっていることが分かります。これは、怒り出す人だけの問題ではありません。全ての人に関係していることなのです。

夫婦喧嘩している時は気付かないでしょうが、相手の些細なことが原因のように夫婦は考えていますが実は、この例のように、本当の原因は自分の親子関係にあるのです。

ある初対面の人を知るためにたった一つだけ、質問できるとしたら何を聞いたらよいでしょうか?

それは「あなたの両親は、どのような人ですか?」という親子関係に関する質問をすると、その答えを通じてその人の性格の本質的な部分が分かります。

このように、親子関係が人間関係に大きな影響を与えるものですが、「親子関係は夫婦関係にも大きな影響を与える」ということです。夫婦関係が悪いのは、自分の幼い時の親に対する不満や怒りなどの心の傷が原因となっている場合が多いものです。

心に傷があると傷から怒りが込み上がってくるのです。その怒りは本人も知らぬ間に少しづつ溜まってイライラしやすくなってしまいます。些細な聞き違い、勘違いであったのに、いきなり激しい怒りをぶつけられたりして、心外な大げんかに発展します。

自分の親から受けた心の傷は、本人が想像する以上に深く大きいものであります。それにも関わらず、今自分が感じる怒りは目の前の事が原因だと思ってしまいがちです。

親に怒りのルーツがあるのに、目の前の人に、怒りの原因があると解釈してしまうのです。

女性の場合

●母親への怒り → 女性の友達、女性の上司に向ける

●父親への怒り → 夫

職場の男性上司に向ける一般に女性は、母親に対する怒りを女性の友達や女性の上司に吐き出します。父親に対する怒りを夫や職場の男性上司に向けます。

男性の場合

●父親への怒り→職場の上司、同僚に向ける

●母親への怒り→妻、恋人に向ける

男性の場合は、父親に対する怒りを職場の上司や同僚に向ける事が多く、母親に対する怒りを妻や恋人に向ける場合が多いものです。八つ当たりする本人は、自分の事を被害者と思っていますから厄介です。自分の親に対して向けるべき怒りを他人に向けている事をまったく自覚していないからです。

夫婦の場合、互いに被害者意識を持った夫婦になりやすく我慢すればするほど、怒りは大きく夫に向けられ、妻に向けられ、子供に向けられていくようになります。このように、親子関係が本当に重要だという事ができます。親子関係につまづくと人間関係、全てに影響します。

親子関係を改善する

では、この親子関係を修復するには、どのようにすれば良いでしょうか?

人によっては親が離婚してしまった、親を恨んできた、親が早く亡くなり記憶にないなど、さまざまな家庭環境の課題を抱えて人もいるかも知れません。しかし、親子関係は変える事ができます。もし生い立ちの中に思い出したくない惨めな過去があったとしても諦めないことです。

嫌な体験にフタをして思い出さないようにしたとしても、わだかまりを持っていれば人生に影響します。どんなに環境が大変でも”諦めない心”があれば心の持ち方次第で人生を変えることができるのです。過去は戻ることはできませんから、過去を変えることはできません。しかし、変える方法もあります。

「過去の思い出が変われば自分にとっての過去も変わる」

「過去の思い出が変わったら、自分にとっても過去が変わります」

例えば、10年前に読んで難しくて面白くないと思った本があったとしましょう。しかし、最近読んでみたら非常に理解でき、興味深い内容だと再発見したとします。すると10年前は価値のない本であり、ゴミのように捨てようかと思っていた本なのに、最近は価値ある大切な本、宝物の本になりました。

このように、本を再評価したら本に対するイメージが大きく変化していきました。これと同じように、自分の親子関係、自分の人生を再度振り返って評価してみるならば、新たな発見をすることができるかも知れません。見方が変わればまったく違って見える場合があります。

ある人はとんでもない親子関係だった、とんでもない人生だったと悲観していても再評価したら違って見えて親に対するイメージ、人生に対するイメージも変わったりするものです。例えば、親が離婚して早くから父親と別居してきた人がいたとしましょう。

母親から父親の悪口を聞かされて育ったので、父親に対してはよく思っていませんし、本人も悪いイメージがあります。しかし、愛された思い出は必ずあるものです。その思い出を大切にしたり、父親の長所を探したりするならば心が変化していきます。

このように、心をリフレッシュしていくことが大切です。そのポイントは家族を否定的な目で見るのではなく、肯定的な目で見るということです。否定的な目で見れば、どんな良い人も悪人に見えます。一方、肯定的な目で見るならば、どんな人に対して長所が見えてくるものです。

親子関係を変えるポイントは見方を変える、パラダイムを変えることです。

人間関係の中で親子関係は最も重要な関係となりますが、ここには気をつけなければいけない課題があります。人間関係の法則を見ると少し離れた関係、例えば、友人、同僚、近所の人に対しては 案外寛容な心で対する事ができるものですが、近い関係である親子、夫婦、兄弟、家族の関係では寛容性が乏しくなり、忍耐することが難しいものです。

他人に対しては愛されることをあまり期待していないので期待外れもありません。しかし、家族に対してはこれくらいしてくれて当然ではないかとか、愛されたいと期待が大きいので、その期待に答えてくれないと不満になり、裁きの思いになり期待が大きければ大きいほど、その思いは恨みにもなります。

遠い関係の人から慕われたり、尊敬されたりするのは案外簡単なのですが、一番難しいのは一緒に生活する妻から尊敬されること、夫や子供から心から尊敬されることが最も難しいものです。本物になるためには近い人から尊敬され、慕われる人になることが重要です。身近な人との関係、正に家族関係ほど本当に一つになることが難しいものです。

このように、人間関係は近い関係ほど一つになりにくいということがあります。その結果、他人を見る目よりも家族を見る目がシビアになり、否定的な評価を持ちやすいものです。人は事実よりも自分が思いこんだ方が影響を受けるといいます。

自分のイメージする家族の姿は、実は客観的な事実と大きくかけ離れている場合が多いものです。今一度、否定的な固定観念がないか?再確認し、否定的な色メガネを外すことは大きな転換となります。

親の良い所、良い思い出を探す!「親のために生きたい」という孝行の心情、親に対する愛が育まれるには、

具体的に親の悪い所や悪い思い出ではなく、親の良い所を探し、良い思い出を探すことが大切です。そこから「親のために生きたい」という孝行の心情、親への愛が育まれていきます。

夫婦関係を兄弟姉妹から始める

親子関係を見つめ直したら、次にすることは、「夫婦関係を兄弟姉妹から始める」です。

夫や妻という目で見てしまうと、どうしても自分の「理想像」と比較しがちです。それで、余計な思いが出てしまいます。そうではなく、相手を兄弟姉妹の目で見てみましょう。

そこで相手の足りない面、良くない面を見たとしても、兄弟姉妹だとしたら、普通の家族によくあることで、やり過ごすことができますよね?このように、夫や妻として見れば、許せないことでも、兄弟姉妹ならば、そこから関係を築くことができるのです。

まとめ

夫婦関係を改善する3つの秘訣とは?

1.夫婦関係を悪くしている本当の原因を知る!
自分の親子関係がどうだったかを省みる。良い思い出、悪い思い出など、嫌だったことはないか?

2.親子関係を改善するもう一度、親子関係を見直して見る。
特に親の立場から、自分を見つめてみて、親はどのように感じてきたかを考える。

3.夫婦関係を兄弟姉妹から始める
夫や妻として見るのではなく、兄弟姉妹として関係を構築していく。

新しい観点で、夫婦関係の改善を図っていきましょう。でも、ここで問題となることがあります。

相手の欠点は、やり過ごしてそのままなのか?ということです。これは、伝えるべき良い方法があるので、次回、またお話しましょう。

今回はここまでとします。最後まで読んで下さりありがとうございました。

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