ご主人が家事もしないし、ゲームや釣り、自分のやりたい事ばかり。。。あるいは仕事で疲れて家に帰ったら奥さんの小言ばかりで癒やされもしない。。。
甘い結婚生活を夢見ていたのに現実は大変な毎日だった、結婚で傷つき離婚、もう結婚はこりごり。そんな時、「人はなぜ結婚をするのか?」ふと考えますよね?今回の「夫婦しあわせ講座」は、結婚はなぜするのか?その目的とは?と題してお話します。
一緒に考えてみましょう。ぜひ最後までお付き合い下さい。
人はなぜ生きるのか?
結婚はなぜするのか?その目的とは?を考えるには、人はなぜ生きるのか?が分からなければ理解出来ません。結婚は人生の中の一部分だからです。
「おぎぁー」と生まれて気がついたら生きていて、学校で試験、社会人へと進んできました。自分はどこへ向かっているのか、分からず生活してきたとすると、本当はこれはおかしなことなんです。なぜかというと、私たちが、ある所に向かうとしたら、必ず目的地があります。目的地が分かっているから、どの方向に何分くらいかかりそうか判断できるのです。
それが目的地も分からず進んで行くのは、実は不安なことなんです。ミステリー列車という目的地が分からず、着いてからのお楽しみなんてことありますが、それ以外は、かなりの不安が伴います。では、人生はどこへ向かい、何のためにあるのか?多くの聖賢たちが、考えても分からなかったことを凡人の私たちが理解できるのかというと、これまた、難しいことです。
でも真剣に考えてみれば、実は簡単なことなんです。私も人生で悩み、孤独の中で、考えた末に、ついに発見しました!人生の難問をそれを皆さんに伝授致します。
私たちは自然の中の一員です。自然の中に全部、答えがあるのです。動物は生まれて成長していきます。人間も生まれて成長していきます。子供から大人に成長していきますよね?この時、身体が大人の体格へと変化しますが、心も大人へと変化しなければならないのです。
なぜなら、人間は心と体から成り立っているからです。心と体があってこそ人間といえるのです。では、心と体、どちらが重要でしょうか?もちろん健康でなければ、心も正常でいるのは難しいことです。健全な体に健全な精神が宿ると言いますが、世の中、健全な人であっても健全な精神がある人は少なくなってきています。
結婚の目的は心を成長させること
心と体、どちらが重要かと考えてみます。「あの人は立派な人だ」と言えば、体格が立派な人でしょうか、心が立派な人のことをいうのか?というと、そうですよね。心、人格が立派な人のことを、「あの人は立派な人だ」と言います。つまり、人間として重要なものは、心であるといえるのです。
この心は、人間が成長するにつれて、心も大人へと成長していきます。子供の時は、自分の事だけしか考えられなかったけれど、大きくなるにつれ、兄弟のことや、親の心配までできるようになります。
つまり、自分中心 → 相手の幸せ
を考えられるようになるのです。家族の幸せから友達の幸せを考えてあげられるようになるのです。友達に至っては他人です。他人の幸せを自分の事以上に考えてあげられるようになる。これが人間として成長するのです。さらに青年期を経て成人になると、全くの他人を心配してあげられるようになるのです。この心で持って異性と出会い結婚へと至るのです。これが結婚です。
結婚の目的は何かというと、心を成長させるということです。「夫を妻を自分のこと以上、心配し幸せにしてあげる心」を成長させるのです。これが「愛する」ということなのです。
本当の愛と偽りの愛
よく「私は夫を妻を愛している」と言いますが、本当に愛していますか?と私は聞きます。
「愛は自分のこと以上に相手を愛する」からです。ここで問題は、夫が好き、妻が好きだから、夫を愛している、妻を愛していると勘違いする人がいます。この好きは、自分の感情が良いか、悪いかだけであって、愛ではないのです。「好き」は自分中心の感情なのです。自分中心の感情なので、優しくなくなった人は嫌いになるし、自分に良くしてくれなくなれば嫌いになるのです。これは「愛」ではありません。
例をあげてお話しましょう。
夫は自分の趣味ばかり、釣りやパチンコ、飲み会でやりたい放題、ちっとも家事を手伝ってましたくれないし、子供の面倒もみてくれない、腹がたちますよね?こんなご主人を愛せますでしょうか?
反対に家事を手伝ってくれるし、子供の面倒もみてくれる、また買い物出れば、重いだろうと言って、荷物も持ってくれるご主人、愛せますか?つまり、自分によくしてくれない主人は愛せないけれど、自分によくしてくれる主人ならば愛せる、これは実は「愛」とは言いません。「偽りの愛」と言います。
いいえ、「私は主人を愛しています」と言いますが、その愛は本当の愛ですか?と私は尋ねます。なぜならば、「愛は自分のこと以上に相手を愛する」からです。「自分によくしてくれない人もよくしてくれる人も愛する」これが本当の愛だからです。
結婚はなぜするのか?その目的とは?
では本題に戻ります。結婚はなぜするのか?その目的とは?
結婚はこの「本当の愛」を身に付ける、あるいは愛を磨くためにあるのです。
そして愛を通して夫という男性を理解していく、男性の心が分かるようになる。愛を通して妻という女性を理解していく、女性の心が分かるようになることこそ、結婚の目的であるのです。
このようにプラスの男性とマイナス女性が補い合いながら回転していくのが夫婦です。そこに発展があり家庭が成り立つのです。
自然界もプラスとマイナスが補い合って電気が発生するのです。電気を通して快適な生活ができます。夫婦は愛を通して補い合う、これが結婚です。
よく男性は結婚に癒やしを求めますが、そこに愛があってこそ癒やしがあるのです。結婚や家庭に愛がないのに癒やしはありません。女性は男性に愛されたいと願いますが、愛があってこそ愛されるのです。愛がないのに愛を要求するのは無理だというのです。
このように結婚を通して、本当の愛を育て育んだ心は素晴らしいものです。その心を持って人はあの世に往くことができるのです。男性の心も理解できない、女性の心も理解できない、そんな心で人生を終えることができますか?
離婚して一人で気ままに生きていく、確かに気楽でしょう。でも寂しい心のままで人生を終えていいのでしょうか?人間として人を愛せる心が無くていいのでしょうか?
結婚は愛を育てる道場です。厳しい修行の場です。それこそ命懸けです。相手が愛してくれない時もあります。それでも愛していく修行をするのが結婚です。生半可では出来ません。夫は愛の先生です。妻は愛の先生です。文句を浴びせて自分を鍛えてくれる先生です。
文句を言う、何もしてくれないから愛さない、これは人生の敗北者です。愛の敗北者です。それを越えて愛することが出来たときは、結局、自分は大きく成長していることでしょう。愛してくれないから愛さない、これによって損をするのは自分です。
結婚という修行を通して愛が実ったときは、何とも言えない幸せが訪れます。言葉には出来ない喜びがあるのです。いかがでしょうか?もう理解できましたね?それでは最後にまとめていきましょう。
まとめ
なぜ結婚するのか?その目的とは?
・結婚を通して本当の愛を育てるため
・夫を通して男性の心、妻を通して女性の心を理解するため
・本当の愛を育ててあの世に往くため
「夫婦しあわせ講座」では、夫婦関係を深める講義をしていきます。今後ともよろしくお願い致します。今回はここまでとします。ありがとうございました。
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