夫婦喧嘩で無視されてしまって、どのように声をかけたらいいのか?無視する人の気持ちをつかめない事ってありますよね?
仲直りしたいけど、無視するのでできない時、どのような対応をすればよいのでしょうか?一緒に考えてみましょう。
夫婦喧嘩で、なぜ無視をするのか?
夫婦喧嘩で無視をされた方は、なぜ無視するのか、理由を知りたいと思いますよね?また無視する期間が長引くと、焦りの気持ちも出てくるものです。
怒りの感情を収めたい
夫婦喧嘩でヒートアップした感情を収め、整理したいと考えています。一旦、話し合うことを止めて冷却したい気持ちがあります。
ですから、執拗に話しかけると、また意見がかみ合わず、心が疲れてしまいます。本人の気持ちを落ちつける時間をあげましょう。
怒りの心を無視という形で表したい。
相手に「自分は怒っています!」と無視することで表している場合があります。なぜ怒りを表すかというと、相当、心が傷ついたからです。
プライドを傷つけられた、特に男のプライドを傷つけると大変なダメージを受けるということを覚えておきましょう。
夫婦喧嘩で無視された場合の対処方法とは?
夫婦喧嘩で無視されてしまうと、「言いたい事があれば、ハッキリ言えばいいじゃない!」と考えがちですが、自分でも、どのように怒りを収めていいか、分からないでいる状況です。
落ち着いたタイミングで、話しかけるようにしましょう。さて話しかけるとしても、何て言えばいいのか?困りますよね?気まずい雰囲気を打ち破り、話し合うのは困難なことです。
このような場合、コミュニケーションの基本を理解しておきましょう。
例をあげて一緒に考えてみましょう。
例えば、初対面の人と話し合う場合、皆さんならば、どう対応されますか?全く分からない状態ですから、なかなか話しづらいですよね?
でも、その人が同じ高校出身であるとか、同じ町に住んでいた、あるいは趣味が同じだった場合、スムーズに話し合えるのではないでしょうか?なぜ初対面の人でも話し合えるかというと、共通の部分があるからなのです。
私は、昔、新規開拓の営業活動をやったことがありますが、初対面の人と話し合う場合、真っ先にやることはその人との「共通部分」は何か?を探すことでした。お宅に訪問して、ゴルフバックが置いてあれば、ゴルフの話しをしてみるのです。すると、見事、ピンポイントで話しのツボに入るのです。
「相手との共通部分は何か?」
共通部分が分かれば、そこから話しを展開できるのです。共通部分は、話しのツボに引き込むカギみたいなものなのです。カギをつかんで話し合いに持ち込みながら、謝罪してみるのです。相手の傷ついた心をケアしながら、話し合ってみて下さい。
夫婦関係を深める共感力
さて、共通部分を見つける事ができるようになったら、次は「夫婦関係を深める共感力」を身につけていきましょう。夫婦関係のピンチをチャンスに変えるのです。
「苦しみ、悲しみは分かち合えば半分になり喜び、楽しさは分かち合えば倍になる」
という言葉があります。心、感情というものは分かち合うことで、嫌なことは半分に減り、うれしいことは倍に増えるということです。
「共感力」とは、不幸を半分にし、幸福を倍にするという幸せにする能力であり、幸せを創り出す能力となります。
「共感力」→ 幸せを創り出す能力、幸せにする能力
感情を共有するときは、誰もがうれしいものです。
悲しい時、辛い時、
「大変だったねぇ」
「辛かったね」
「苦しかっね」
と共感されると心が癒されます。
嬉しい時、楽しい時、
「良かったね~」
「本当に楽しいね」
「最高だねぇ」
このように、共に喜んでくれると二重の喜びです。
夫婦関係だけに限らず、子供の成長においても親、特にお母さんから共感してもらった子供の心は、肯定的に安定しています。
子供が足をぶつけて痛がっている時に、
「痛かったね~」
とお母さんが、顔をしかめて足を押さえてくれたりするなど、痛い時、辛い時、慰労されることは重要なことです。
さらに、テストで百点を取った時、スポーツで優勝した時、
「いや~良かったね~」
と自分のことのように感動してくれたりすると、どんなにか嬉しいでしょうか。小さな子供は、夜寝るときにお母さんが添い寝して一緒に眠ると安心してぐっすり眠るようになります。
「共感は心の添い寝」ようなものです。いつまでも脇に居てくれる、肯定的に支持してくれる、見守ってくれているという、心地よい心を持つことができます。
子供に「寝なさい!」と何度も言うよりも
「一緒に寝ようね」と言って添い寝をすると、すぐ寝てしまいます。
同じように、落ち込んでいる人に「頑張って!」と連発しても逆効果の場合があります。
頑張れと言われれば言われるほど孤独になる場合があります。その時、効果的な言葉は「一緒に~」という言葉です。
「一緒に考えてみましょう」
「一緒にやってみましょう」
「一緒に頑張ってみましょう」
というだけで嬉しいものです。このように、会話をする時も相手の感情を自分のことのように表現されると嬉しいものです。では、共感する時のテクニックをいくつか紹介しましょう!
共感の技術
- ①うなずき、相槌を打つ
- ②感嘆詞を付ける(感情表現豊かに)
- ③オウム返し(肯定的受容の姿勢で)
- ④目を見て会話する
相手の話しを黙って聞くよりも、うなづきや相槌があったら嬉しいものです。表情豊かに時には、笑顔でうなづき、時には真剣な表情でうなづくことが出来たらさらに良いでしょう。
相槌は漢字で書くと「相」「槌」となります。つまり、相槌とは、刀を作るとき刀工が二人で交互に金槌を打ち、鉄を鍛えるところからきたものです。ですから、相槌にはタイミングが重要です。
次に、うなづくにおいても感嘆詞を付けたら実感がこもるでしょう。
「そうね~」「そうなんだ!~」「そっか~」「な~るほど」「すごいね」「大変~ね~」
「はぁ~」「あ~」「へぇ~」「ん~」などさまざま感情表現されると心地よいものです。
また、聞く時にオウム返しで相手の言葉を繰り返すならば、心の共鳴現象が起こります。
「昨日、大変だったな~。」と言えば「大変だったの?」
「今日、嬉しい事あったんだ!」と言えば「嬉しい事があったのね!」
と同じ言葉を繰り返して言うだけでもしっかり聞いています、解っていますという肯定的受容の姿勢が伝わってきます。相手が繰り返すことで自分の心が反射され、自分の感情の確認となります。
さらに、話しのリズムが良くなりもっと話したくなり、会話がスムーズになるでしょう。
まとめ・・・夫婦喧嘩で無視された時の対処方法

重要ポイント
・相手の気持ちが落ち着いたタイミングで、謝罪する
・話し合うキッカケを作るため、共通部分は何か?を考えてみる
・夫婦関係を深める「共感力」を身につける

夫婦喧嘩で無視する期間が長引くと、離婚という可能性も出てくるし、子供にも影響が及んでしまいます。早目に夫婦関係を改善していきましょう。
今回の夫婦しあわせ講座、「夫婦喧嘩で無視された時の対処方法とは?」は、ここまでとします。ありがとうございました。
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